意外と簡単、アナログ→デジタル録音(2)


前回の続き。

今回は、「出来るだけお金をかけないでやってみよう!」編。

前回の予告通り、こんなケーブル一本だけ買えばOK。


1.必要なソフトを用意する

今回は「SoundEngine Free」という無料で音楽ファイルを編集できるソフトを使います。
まず、配布サイトへ移動します。

上の画面が表示されるので、赤丸で囲んだ部分、「ダウンロード」をクリック。


画面をスクロールし、SoundEngine Freeを見つけたらダウンロードして下さい。


ダウンロードしたファイルをダブルクリックしてインストール。
基本的に画面の指示に従えばOKですが、一つだけ注意が。


Yahoo!ツールバーJWordプラグインのインストールを聞かれるので、チェックが外されている事を確認してから「はい」を押す事。*1


インストールが終わったら、早速SoundEngine Freeを起動、の前に・・・


2.パソコンとアナログ機器の接続

アナログ機器側は、イヤホンを繋ぐ部分、パソコンはマイク入力(画面の赤丸、ピンクの端子)に買ってきたケーブルを繋ぎます。

実際に繋ぐと、こんな感じになります。*2


録音時のチェックのため、PCのイヤホン端子にヘッドホンを繋ぐとなお良いでしょう。
繋いだら、いよいよアナログ→デジタル変換の開始です。


3.録音前の準備(PC編)

ボリュームコントロール画面のプロパティを選択、「再生」の「表示するコントロール」から
「マイク録音」にチェックを入れてOKを押します。

マイク録音がミュートになっているので、ボリュームを上げておきましょう。



SoundEngine Freeを起動。
最初の起動時に、「簡単設定」か「詳細設定」を聞かれますが、後でどちらにも変更できるので
「簡単設定」を選んで下さい。


4.録音開始
SoundEngine Freeの起動後の画面。ここから、「録音」タブをクリックします。


画面が切り替わるので、PCと繋いだアナログ機器を再生する準備をします。


ボタンを押して録音開始後、アナログ機器を再生します。



録音したい曲が終わったら、ボタンを押して録音を終了します。
以上で録音終了。でも、このままでは曲の開始時に無音部分、終了時に次の曲の頭が入ってたりします。
このままだと曲として切り出した意味がないですよね。
だから余分な所をカットしてしまいましょう。


5.曲の編集

録音が終わったので、「再生」タブを押して再生モードに切り替えます。
この画面で、録音した曲を聴きながら、不要部分をカットしていきます。



吹き出しの位置のボタン、最初は再生ボタンになっているので、再生してきちんと録音されている事を確認します。
再生すると、縦線が曲の再生位置をリアルタイムで流れていきます。
もし、音割れしていた場合、アナログ機器の再生音量を下げるか、
録音ボタン横の「録音音量」をスライドさせて音割れしない音量に調整して下さい。



じっと聞いているのも何なので、編集する部分に移動してみましょう。
「再生位置」ボタンをスライドさせる事で、曲の好きな位置に移動する事が出来ます。
今回は曲の最後を編集するので、最後近くまでスライドさせてみました。*3



曲が流れていたときに動いていた縦線ですが、ドラッグすることで範囲指定が出来ます。
黒くなっている部分が、選択された部分です。(次の曲の頭部分)
この状態でPCの「Delete」ボタンを押すと、選択した部分が削除されます。
同じような手順で、曲の頭の無音部分を削除します。


編集が終わったら、「ファイル」から「名前を付けて保存」を選びます。

後は曲名を付けて、好きな場所に保存して下さい。
これで、アナログ音源からデジタル音源(wavファイル)への変換は完了です。


このままDAPで聞いてもいいのですが、ファイルサイズが大きい上、タグが入力されていません。
MP3やWMAファイルに変換して、タグ情報を埋め込んで置いた方が方が便利でしょう。
WAV→MP3等の変換とタグ入力については、iTunesや、DAP付属のソフトで変換等出来ると思いますので
ここではあえて取り上げません。*4 *5


要望があるようなら、WAV→MP3変換方法については別記事をアップしたいと思います。

*1:入れたい人はチェック入っててもいいですが、JWordは悪名高いので個人的には勧めない。

*2:アナログ機器が無かったので、使っているDAP、ZENを繋いでみました。

*3:曲の頭を編集したい場合は、カットする直前まで再生後、一時停止ボタンを押すと編集しやすいです。

*4:公式サイトのTipsは読むのが大変ですが、かなりの情報が載っていて便利です。

*5:Macですが、iTunesでのMP3ファイルの作り方も乗っています